舞台リハーサル

 

舞台リハーサル

 

いよいよ、舞台リハーサル。会場は本番と同じ「杜のホール」。JR・京王線の橋本駅ミウイ橋本78階、535人の客席、木を基調に造られた音響効果抜群のホールです。

 

午前中に尺八曲「バンブーダンス」を練習、以後、苫米地先生の指揮によるご指導によって、「相模幻想」「人形風土記」を練習、午後は、今回の目玉、委嘱曲「照手姫」をじっくり練習し、終曲の「SAKURAパラフレーズ」に、そしてアンコール曲(曲名は当日まで内緒!)を練習しました。

 

 

 

 

本番のつもりで演奏にも力がこもります。苫米地先生からも普段の練習の総集編として厳しくも温かいご指導を頂きました。

 

普段の練習場所と本番のホールでは会場の残響時間が異なるので耳を慣らすこと、客席の一番後ろの席のお客様に音を届ける意識を持って演奏すること、残響の大きいホールでは音が遅れて聴こえるので指揮を見るのはもちろん前の人の背中や手の動きも見ること、尺八も箏も吹き過ぎ弾き過ぎないように柔らかい優しい音色も心掛け表現できること、フレーズの頭はタンギングではっきりと、短く吹くところと音符の長さ目一杯吹くところを留意して、音価を大事に「ため」を作る場所もあり、曲や楽章の出だしはお客様が集中して聴いておられるので小さい音でも十分聴こえる、等々。

 

いつも管楽器メンバーで前祝の一杯を行うのですが、今回は練習で全てを出し切り余力がなく、早めの帰宅となりました。

 

 本番まであと僅か、舞台リハーサルの反省を織り込んで、皆で頑張りましょう。

                                      尺八担当 山根凌山